足底筋膜炎・足底腱膜炎

接骨院に来院するランナーに多い怪我

足底筋膜・腱膜炎の原因

足底筋膜炎のイメージ

足のアーチを支えている筋膜、腱膜の炎症。
ランニング量の増加などに伴い、足底に繰り返し衝撃が加わることで炎症が生じる。

足底筋膜炎の症状

朝起きての一歩目が痛い。階段の下りなどでは、張りを伴った痛みを感じる事もある。
ひどくなると歩行時、立位でも痛みが出てくる。

原因

走り過ぎや体力に見合わない高負荷の練習を行った事により、足底に過度の緊張が加わる。それにより足底筋、腱に引っ張られる牽引ストレスが生じ炎症を起こす事が原因です。

なぜ足底が過度の緊張状態になるか?

一言では言い切れませんが、足底アーチが下がる事がひとつの要因して考えられます。また、かかとの骨いわゆる踵骨には足底筋の他、アキレス腱やふくらはぎの筋肉が付着します。アキレス腱やふくらはぎに疲労が溜まっていると間接的に足底の動きを悪化させ、足底筋膜・腱膜炎を誘発させてしまうことがあります。

足底筋膜炎の治療・治し方

痛みの出た初期は、局所の安静や抗炎症療法を実施。
炎症が治まれば、徐々に練習を再開させてOKです。ただし練習量や練習の負荷調整は行いましょう。炎症が残っている時期には、足底にテーピングですることで痛みが軽減します。
局所にかかる衝撃を吸収させる目的での医療用矯正インソールやテーピング。また、古くなったシューズが原因となっている時はシューズの見直しも検討しましょう。筋膜リリースやストレッチ、マッサージ、電気・温熱療法にてリハビリを実施しますが、炎症を起こしている場合、局所への強いマッサージは症状を悪化させてしまうこともありますので注意が必要です。。足底以外のアキレス腱やふくらはぎへのアプローチも大切。
治癒までに数週間から数ヶ月かかることもあります。なかなか完治が遅い場合、新しい治療法として体外衝撃波治療があります。

※症状には個人差があります。個人での判断は怪我を悪化させる原因にも繋がる可能性があります。
 ランニング障害に強い整形外科や接骨院の受診をオススメします。

その他 市民ランナーに多いランニング障害

腸脛靭帯炎(ランナー膝)

シンスプリント(脛骨疲労性骨膜炎)

足底筋膜炎・足底腱膜炎

坐骨神経痛

膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝)

アキレス腱周囲炎

鵞足炎(がそくえん)

肉離れ・肉離れ後遺症