腸脛靭帯炎

接骨院に来院するランナーに多い怪我

腸脛靭帯炎の原因

腸脛靭帯炎

太ももの外側の靭帯(腸脛靭帯)と骨が屈伸運動に際して擦れ合い摩擦を引き起こすもの

腸脛靭帯の症状

特徴としては、“日常生活に支障はないが走ると膝が痛くなる”というものです。またその痛みが半端ない!
決まって〇〇キロ走ると痛くなる。という不思議な現象も特徴のひとつ。
ちなみに私の場合はランニングを始めて2年目頃。7~8キロあたりから右膝が毎回痛くなりました。特に下り坂は辛かったです。

腸脛靭帯炎の治療・治し方

急性期はランニングを中止し、局所安静を図る。
日常生活に支障が無い状態まで落ち着いたら、徐々にランニングを開始。
途中で痛みが生じたら、思い切ってウォーキングに切り替えましょう!毎回だと心が折れそうになるので注意が必要です。
ストライド走法を避け、ピッチ走法を心がけると軸のブレが軽減され、痛め難いです。
坂道や路肩の斜度のある面を避け、芝や土などの弾力のある走路を選ぶこともGOOD。ただ腰を落とさず走ること。
殿部~太ももの外側にかけてのポールを使っての筋膜リリース、ストレッチやマッサージで筋緊張を取る。
※患部を直接ポールでほぐす行為は、炎症を悪化させることがあります。無理のない範囲で優しめに。
走行時、軸のブレを防ぐ為、体幹強化も有効。
膝が内側に入らないように。殿筋を上手く使うといった基本的な身体の使い方をマスターする。
オーバープロネーション、過回内が強い、偏平足の方は足が原因の可能性が高い。矯正用インソールの装着を考える必要もある。

※症状には個人差があります。個人での判断は怪我を悪化させる原因にも繋がる可能性があります。
 ランニング障害に強い整形外科や接骨院の受診をオススメします。

その他 市民ランナーに多いランニング障害

腸脛靭帯炎(ランナー膝)

シンスプリント(脛骨疲労性骨膜炎)

足底筋膜炎・足底腱膜炎

坐骨神経痛

膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝)

アキレス腱周囲炎

鵞足炎(がそくえん)

肉離れ・肉離れ後遺症